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執筆者の写真Ami Takano

失敗しない空間とアート  

アートと空間は、私たちの感情や感覚に大きな影響を与えます。例えば、ふと入ったお店に目を引くアートがあったら「あ、ちょっと変わったお店だな。」「空間を大切にしている場所なんだな」とその時間がちょっと特別な一日になります。そんなアートがある空間について紹介していきます。





イントロダクション

  1. アートと空間の関係性について簡単に紹介

  2. ブログを書く理由や目的

  3. アートが空間に与える影響    二次元作品(絵画) とそれぞれの空間への影響

  4. 空間デザインとアートの融合 インテリアデザインにおけるアートの役割 アートを活用した空間デザインの成功事例(株式会社アグティ)

  5. アートと空間の最新トレンド

  6. まとめ




1. イントロダクション

アートがある空間は、その場所の印象に大きな影響を与えます。下の写真のように、アート作品がある空間とない空間では全く違った雰囲気になりますよね。





私は週に一回、ランチを食べに出かけることを平日の楽しみにしています。ある日、ふと入った定食屋さんで素敵なアート作品を見かけたとき、今度は仲の良い友人も誘って夜も訪れたいと思いました。店主がお店作りにこだわっていることが感じられ、そういったお店では提供される料理も安心して楽しむことができます。そんなお店は、ぜひ友達にも紹介したくなります。このように、アートがある空間は、お店の人に「こだわって店作りをしています!」と言われるよりも、実際にそのこだわりを視覚的に感じることができます。

この記事は、アートの飾り方がよくわからない方に、空間に合った失敗しないアートの飾り方を知ってもらうことを目指して書きました。




2. アートが空間に与える影響

アートが空間に与える影響はさまざまですが、今回は空間を三つに分けてご紹介します。

・バックオフィス

バックオフィスにアートを設置する会社は少ないのが現状です。しかし、その空間で仕事をする社員にとっては、1日の大半を過ごす非常に大切な場所といえます。例えば、空間に飾ってあるアート作品が自分の好きなテーマのものであると、その会社の空間作りに参加しているように感じられます。これまで毎日のルーティンワークをこなすだけだった空間が、少し特別な場所になることもあります。




・お店

飲食店にアート作品が飾られていることは意外と少ないです。これは、アート好きな店主ほど、アートが飾られることでお店の雰囲気が一つに固定されてしまうことを恐れるからです。しかし、お店を利用するお客さんにとっては、Instagramで見たことがある作品が飾られていると安心感が増します。さらに、一緒に来た仕事仲間や友達とアート作品について話が弾むことで、食事を待つ時間もスマホを触る以外の楽しい時間に早変わりします。


・お家

海外、特に欧米文化では、お気に入りのアートを家に複数飾ることは当たり前です。日本人がちょっと良い雑貨を購入するのと同じ感覚で、海外の人々はアートを家に迎え入れます。しかし、私たち日本人にとってアート作品は敷居が高いものです。それは、日本の家には作品を飾るスペースが少ないことや、「アートは高い」という固定観念があるためです。

それでも、最近では少しずつ家に絵を飾る人が増えてきました。家全体の雰囲気を考えながらアート作品を選ぶ時間は、とても贅沢な時間です。作品が家に届くと、空間全体が特別なものになります。医学的にもアートは心拍数を抑える効果があるという研究結果があるため、家でゆったりとした時間を過ごしたい人にはおすすめです。




3. 空間デザインとアートの融合

・インテリアデザインとアートの融合

インテリアデザインにアートを融合することには大きな意味があります。アートはその場所のメッセージを可視化することに大きな影響を持ちます。アートを通してこの空間からは何を大切にしているのかのメッセージを発することができます。


・アートを活用した空間デザインの成功事例(株式会社アグティ)

こちらは、病院や福祉施設のシーツやカーテンのクリーニング業を主な事業として展開しているクリーニングの会社です。ACWA BASEというスペースで、地域の人や会社のスタッフさんが集まって、クリーニング最終工程の「畳む」作業をする場所です。

株式会社アグティでは、「会社は働く人のために存在する」というミッションのもと事業が展開されています。そこには「働く人々の個性を享受し合える空間」を大切にする空間作りを大切にされています。その結果、この場所に設置されている作品は、ここで働く人々全員で決めました。結果的に作品を一つに固定することなく、3ヶ月に一度その場で働く人々が作品を選ぶことで、業務とは関係ないところでお互いの意見を聞くことにつながりました。その結果、団結力が高まり、その場で働く人びとの団結力や他者理解が深まっていると代表取締役の齋藤徹さんは話します。この事業所では3ヶ月に一回働く人みんなで作品を選んで交換しているのだから驚きです。



このようにアート作品には、ただ見るだけで「美しい。」「癒される。」という効果だけでなく「選ぶ楽しさ」が生まれます。アートを誰かと選ぶことで「お互いが考えていることをアートを通して知ることができる」という良さがあります。



5. アートと空間の最新トレンド

・アートの楽しみ方の変化今まで、アートは購入するものでした。そのため、一枚一枚の価格が高く、敷居が高くなるという側面がありました。高価な分、作品選びに失敗できないため、アートに詳しくない人は効果が分かりにくいアートを購入する決断が難しかったと考えられます。

現在では、アートのサブスクリプションサービスを展開する会社が出てきています。アートのサブスクでは、月額3,000円ほどでアート作品を楽しむことができ、さまざまなアート作品を気軽に楽しむことができます。そのため、「アート選びに失敗したくない人」にとって特におすすめです。


6. まとめ

いかがでしたか?今まで美術館でしか見ることがなかったアートが、実はさまざまな可能性を秘めていることが伝わったでしょうか?これから、さまざまな場所でアートが多くの人を癒すきっかけになればと思い、この文章を書きました。

もちろん、この記事にすべての情報を盛り込むことはできませんでしたので

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